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      ■  2007年(平成19年)9月30日(日)

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 町民体育祭が雨で中止となって、一日儲けたような気分。

 娘達はテニスへ、婆ちゃんは寺参り。

 古女房と二人。

  

  爺と婆さびしき秋の彼岸かな

 

 「生あれば死あるは古来の定則に候得共(そうろえども)、喜生悲死も亦自然の情に御座候。春夏四時の循環は誰れも知る事ながら、夏は熱を感じ冬は寒を覚ゆるも亦、人間の免かるる能わざる処に御座候・・・」 

   to live is the sole end of man !  

 

  漱石俳句を眺むる。

 

    明日は誕生日。

 

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      ■  2007年(平成19年)9月28日(金)

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  肥えた豚となるより痩せたソクラテスたれ、

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      ■  2007年(平成19年)9月23日(日)

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  人妻の匂へる夜や西鶴忌
                          (河野 南畦)


  秋分の日。あちこちで秋祭りもあった。

  自民党総裁は福田氏。麻生氏善戦。

  相撲は横綱白鵬が優勝。

  阪神は4連敗で自力優勝が消えた。 

 ペアで組んでる高1の娘達は、テニスの試合(高校の1.2年生大会)があったらしく、準決勝で破れ、3 位だったようだ。1年生ペアで県大3位なら良しとせねばならんのだろう。

 

  家に居て、デスクワークをやっているというのが、ふと空しくなるときがある。

  ダイエットを心がけると、飲食を避けることになり、人も避けるようになる。

 

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      ■  2007年(平成19年)9月22日(土)

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 今年の「中秋の名月」は、いつなのかと思っていたが、9月25日らしい。

 中秋の名月というと満月みたいに思うが、そうとは限らず、今年も違うようだ。

  旧暦で、秋は7〜9月で、その真ん中が8月15日。で、今は9月15日前後。

  満月は、太陽と反対にあるので、月の位置は、冬ほど高い。

 

  月天心貧しき町を通りけり  蕪村

 

   名月といえば下界から見る月、月天心といえば、天心の月から俯瞰されている。

  暗い街裏を歩く蕪村と月明かりの屋根の上を音もなく通り過ぎるもう一人の蕪村との評が素晴らしい。

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      ■  2007年(平成19年)9月19日(水)

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 秋風にたなびく雲の絶え間より もれいづる月のかげのささやき

 

 やんまにがした/ぐんまのとんま/さんまをやいて/あんまとたべた/まんまとにげた/ぐんまのやんま/たんまもいわず/あさまのかなた

                  (谷川俊太郎)

             

 白玉の歯にしみとおる秋の夜は、酒は一人で飲むべかりけり 

 とはいえ、わいわいがやがや飲むのもいい。

 

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      ■  2007年(平成19年)9月18日(火)

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 「面白くなき世を面白く」といったのは、高杉晋作。

 しかし、だんだんと面白くなってきた。

 

  西郷隆盛は、小さく叩けば小さく鳴り、大きく叩けば大きく鳴る器量人だといったのは勝海舟だっただろうか?大きな無私が歩いていたようだ。

 

  「金儲け」を基準に考えている人は、人が「金儲け」以外の目的で行動することが分からないらしく、

 権力欲で生きている人は、自分と同じく権力を欲しがるものと勝手に被害妄想になる。自己保身に走る人は、保身術のために、画策し、墓穴を掘る。

 自分が理解できない人や理屈をいう人に対して、村の老人たちは、やたらとレッテル貼りをやっていたが、継体天皇が「携帯天皇」になろうかと危ぶまれるように、身の回りに、村の老人のような人が増えてきたような心配がある。決め付けたり、思い込んだり、(そういえば、巨人の星の主題歌で「思い込んだら」という歌詞を「重いコンダラ」を星飛雄馬が引っ張っていると思い込んでいた人もいたが)、昔の村の老人とさほど変わらない。

 決め付け、思い込みでがんじがらめで、わかるかな〜わかんねぇだろな〜

 

  命もいらず、名もいらず、官位もカネもいらぬ人間は始末に困る。しかし、その始末に困る人間でなければ艱難を共にし、国家の大事をなすことはできない。

  

  君は功業をなしたまえ、私は大事をなすのだ!

 

  秋の夜長、良寛の丸文字でも眺めて観れば、余裕が生まれるのになぁ・・・。

  南無阿弥陀仏。

  

  勝った勝ったまた勝った阪神タイガース。

  そんな日に、長島亜希子さんのご冥福を祈る。

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      ■  2007年(平成19年)9月17日(月)

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  大工さんが光ケーブルーの線を断線したのか、ようやく復旧工事が終わって、3日ぶりに回線が正常になった。

 本日、敬老の日。

 母親のグチでも聞いてやろうという思いはあるのだが・・・。

 

 地と水と人をわかちて秋日澄む

                   (飯田蛇笏)

  

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      ■  2007年(平成19年)9月16日(日)

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 春はただ花のひとえに咲くばかり もののあわれは秋ぞまされる

 

 何となく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな

                            (与謝野晶子)

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      ■  2007年(平成19年)9月15日(土)

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 秋の天 小鳥ひとつのひろがりぬ (一茶) 

  本日、小学校運動会。

  我が家も窮屈なため、とりあえず間仕切壁や天井を壊してみたら、どこかの山小屋みたいで、これなら、炭火焼しようが薪ストーブ使おうがおかまいなし。いとをかし。

 それでも、わが母は、家ひとつまともに改修できない息子に、秋霜愁傷悲しいまなざしを送ってきた。

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      ■  2007年(平成19年)9月13日(木)

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 昔は、人品の質を競ったり、評価したものだが、最近は愚劣さを競うというか、情けないというか悲しくなるときがある。

 哀れというも、なかなか愚かなり。

  誰がカネを出し記事を書かせるか、すごくよくわかる。

    スポンサー批判できないメディア。

  福田氏で決まりか。

    秋の風吹く。

  

  がんばれ阪神タイガース!

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      ■  2007年(平成19年)9月12日(水)

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 本会議が始まろうとする時、テレビ画面に安倍首相辞任のテロップ。

 イイトコの子はだからいやなんだ・・・これが私の第一感想です。

  (多分、私の予想では首相自身の何か、「政治とカネ」とかだと思います。

 カッコイイこと大スキで、誰からも好かれたいいい人で、悪口言われたり、上手くいかなくなるとすぐにイヤになって、投げ出してしまう。

 芋の子洗うように育って、芋虫のように踏まれたり人間なら、泣きながらでも任務を果たす。

 最近の若手はこんな感じが多い。年配者は、権力執着、被害妄想などで老害を撒き散らす。

 反面教師。気をつけよう。

 

 年を重ねたならば、秋のように静かに美しく枯れていかねばならない。

 

  山あれば山を観る

  雨の日は雨を聴く

  春夏秋冬

  あしたもよろし

  ゆふべもよろし

          (山頭火)

 

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      ■  2007年(平成19年)9月11日(火)

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 9・11といえば、あのテロ事件、はや6年が経過した。思えば、まだあの頃は、「平和」だったのかもしれない。今日の閉塞感は時が過ぎ行くほど、大きくなるような感じである。

 環境問題に立ち向かう体力があるときにやらねば、だんだん破局へ向かいそうだ。

 

 明日から、九月議会。真面目に考えると、やたらと眉間に皺が寄る。

 「協働」の思想を共有できれば、スムーズなんだけど。

 ま、行政のケツを叩いて仕事をさせたり、将来を見据えて有効性を吟味するのが我々議員の任務であるから、しっかりやらねばならない。

 

 ところで、秋は月、中秋の名月はいつだったか。

 「をり知れる秋の野原の花はみな月の光の匂ひなりけり」

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      ■  2007年(平成19年)9月9日(日)

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 重陽の節句。菊の花をうかべて、幸福。

 

阪神が延長10回の接戦を制し、25年ぶりの10連勝。首位を守った。

good.

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      ■  2007年(平成19年)9月8日(土)

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 おしなべて物をおもはぬ人にさへ心をつくる秋のはつかぜ / 西行

 

雨天順延の福商体育祭。高校の体育祭は自分が高三以来のことで、PTA役員で綱引きに参加したら、前の女の子は小さくて、とても綱引くような感じではなかったからか、思わず力んでしまって、腰が痛い。応援合戦って、なぜ、男の学生服にリーダーはとび職みたいな格好なのか、全チーム同じパターンだったのが気になったが、練習の成果は出ていた。

 

 帰宅したら、ネットで買った本箱が着ていて、組み立てて、本を整理したら、結局いっぱいになってしまて、今年になって、本箱二つ目。これ以上、本を買うと入れるところがない。困ったもんだ。

 

  それにつけても、きれいなお部屋はいいもんだ。

  本日、白露。阪神タイガース首位に踊りでる。俄然、この秋は楽しくなってきた。

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      ■  2007年(平成19年)9月7日(金)

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 台風で心配したけど、献穀粟の刈穂式は無事終了。たわわに実った粟をはじめて見ました。

 PTAの役員に書道の先生がいたので、ちょっとお邪魔して、小学校以来の筆を持ってみました。はまるだろうか。楽しみがまた増えた。

 

 こほろぎのこの一徹の貌を見よ/ 山口 青邨

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      ■  2007年(平成19年)9月4日(火)

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 そういえば、「幼くて愛を知らず」という石川達三の小説があったなぁと思った。

 

  たかが条例一つで、飛んだり跳ねたり、踊ったり、マスコミまで巻き込んで、それを阻もうとひっかきまわしたり、根まわしたり、たまらない。不良のオイラは、こんなレベルに、つきあうのが、ときにじゃまくさくなる。どこの立派な大学を出てきたのか知らないけれど・・・.。な〜に、福井商業PTA副会長は、明日も学園祭で焼きそばを焼くぞ!

  秋の風吹く。

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      ■  2007年(平成19年)9月3日(月)

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『梢の秋』(こずえのあき)は旧暦九月の異称

旧暦では、七月、八月、九月が秋ですから、九月は、晩秋に当たる。

「梢」は、木の末。幹や枝の先のこと。つまり、「末(すえ)の秋」……。
 これに、「梢」の「すえ」をかけて、旧暦九月のことを、『梢の秋』と呼ぶ
 ようになったのだ。
 

〜眼に沁みて 夾竹桃(きょうちくとう)の 紅(あか)ければ 天(そら)の底澄み 
  照る日はひとつ〜 (前川佐美雄)
 
 
 その花期の長さは、「半年紅(はんねんこう)」という異称を持っている
 ほど。うちの庭に咲いているのは、夾竹桃でした。
 

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      ■  2007年(平成19年)9月2日(日)

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 日記というものは、なぜか「愉しかりし年月」のことは書かず、「面白からざる歳月」「憂憤晴れやらぬ日々」「志を得ずして怏々失意の累日」について熱意をこめて書くようである。

 かの「蜻蛉日記」を見てもわかる。(残花亭日暦/田辺聖子)

 

  今年は、宮本常一の生誕100年だと新聞広告ではじめて知った。

「忘れられた日本人」が注目を浴びるのは、いまという時代の絶望的な暗さと裏表の関係にあるように思えてならない。・・・日本社会の荒廃は行き着くところまで行き着き、日本人の精神の劣化はとどまることを知らない。(佐野真一)

 

  ところで、本日、世界陸上の最終日、女子マラソンで土佐礼子が三位で日本唯一のメダルを獲得した日、私はダイエットを決意する。 

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      ■  2007年(平成19年)9月1日(土)

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  Lifeを見に行った。久々の映画館で、久々の休日を感じた。

  38歳で亡くなったウィンド・サーファー飯島夏樹の物語。

  時間を大切に、しゃきっと生きよう。

 

  ところで、本日、9月1日は何の日かというと、近海底引き網漁の解禁日で、魚市場に車があふれていたのを見て、市場隣で、獲りたての、でかいノドグロの塩焼きを食べた。美味。

 

 友人に新聞を持っていったら、小説の話になったのだが、最近、本当に小説を読めなくなった。本は山ほど読んでも、どうも仕事柄、現実的な本ばかり。

 どうすると余裕がもてるだろうか。

 秋田県大曲、花火競技大会2007がテレビ中継されていた。

 「春の雪解けとラべンダー畑」をイメージした花火など芸術を感じた。