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      ■  2006年(平成18年)8月30日(水)

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 首相の靖国参拝のおかげで、気楽にすし屋に行っても、議論を吹っかけられる。

質問なら、聞く耳を持った話になるのだが、昭和史のイロハを知らずに、最近、テレビでやってたという話で、論争になってしまうと、救いようがない。

 しかし、日本はあの戦争をあまりに勉強していない。

 「歴史認識」などないに等しいように思う。それが、感情むき出しになると恐ろしい。

 あ〜のどがかれた。 

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      ■  2006年(平成18年)8月29日(火)

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 夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへ涼しき風や吹くらむ

  夏と秋がすれちがう空の通り道、その片方の秋のくる道にはもう涼しい風が吹いていることだろう。

 

  和歌山での条例の勉強や熊本での野球大会、さらに北海道へとバタバタ。

  

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      ■  2006年(平成18年)8月20日(日)

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   長瀬甚遠副官房長官をお招きした商工会議所主催の新幹線昼食会がありました。

 論外の「やらないための理屈」もあるようで、突破力が必要です。

  

    駒大苫小牧ー早実の高校野球決勝は1−1のまま延長15回ドロー。再試合。

   

  ところで、「他国の意見に屈するな」と呼ばれる昨今だが、「左翼」が「売る」はずの
「国」は、すでに保守勢力によってアメリカに売られていたわけだ。

  

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      ■  2006年(平成18年)8月16日(水)

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 夏草や兵共(つわものども)がゆめの跡

 

  福井商業は惜しかった。一本出ていれば展開は違っただろうに。

  でも久々のベスト16。後輩たちの前途に幸あれ。

  北野監督60歳ご苦労様。えっ俺と10歳しか違わないの?

  それじゃあ、俺たちを教えていた頃は27歳だったのか・・・・。

 

  この日暑きことも大事や敗戦日

 

  へぇ〜季語に敗戦日というのがあるのか。

  昨日の小泉靖国参拝メッセージはさすがに新聞各社はこぞってブーイング。

  いくらなんでも、ひどかったわね。

  加藤紘一代議士の実家が放火されたみたいだけど、東京の右翼が割腹自殺か?

 

 

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      ■  2006年(平成18年)8月15日(火)

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入道雲の気象用語は積乱雲、季語としては「雲の峰」。

「散らばって増える家族や雲の峰」。

 

 ニュースはコイズミ靖国参拝ばかりなり。

 読み終えた昭和史にあったスパイ・ゾルゲをパシフィックビーナス号では時間がなくて見れなかったので、ビデオで見た。

 何気なく見た駒大苫小牧(対青森山田)、10対9のサヨナラ勝ちは面白い試合だった。

甲子園の土の風景が写された。

昭和24年8月17日、倉敷工業対小倉北の試合で負けた小倉北の福島投手が試合終了後スタスタとマウンドに歩いていって砂をすくって、ポケットか袋にいれたのが、「甲子園の土」として美談となったのがはじまりらしい。

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      ■  2006年(平成18年)8月14日(月)

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明日は敗戦記念日。

東久邇宮(ひがしくにのみや)首相の「1億総懺悔(ざんげ)」によって、いまだに靖国問題。

ある国がある時代に指導者の任に堪えない人物たちによって指導されるとこのような悲劇が生まれると身をもって示した証言。

「統率の外道」(とうそつのげどう)「十死零生」(じっしれいせい)の体当たり攻撃。

日本海軍は創設以来、日露戦争のときの旅順口閉塞隊のような高い危険を伴う「決死隊」を志願者を募って出すことはありましたが、隊員が生還する道のない「必死」の作

戦や兵器は認めませんでした。開戦のとき真珠湾を攻撃した特殊潜航艇は、生還の手段が用意されていたので許可になり、一方人間魚雷は各方面の若い士官たちが熱烈

に提唱したのになかなか取り上げられず、やっと試作にかかったときも脱出装置の準備が前提条件でした。これらは、上層部がその伝統を切羽詰まるまで固く守ったからで

神風特攻をはじめて採用した第一航空艦隊司令長官大西滝治郎海軍中将は「統率の外道」と自嘲して云われ、終戦直後に責任をとって割腹自殺されました。

小泉首相の後を継ぐ新しい首相もまた靖国神社に参拝するとすれば、それは日本が韓国、中国をはじめとする隣国を見下すという宣言をしたに等しい。新しい日本の首相は靖国参拝問題で周辺諸国の人々の自尊心を傷つけ、心の傷に塩を塗るようなことをこれ以上慎むべきだ。(朝鮮日報)

イスラエルとレバノンの停戦。

 中東紛争を見るにつけ、アラブ世界の真ん中に、突然イスラエルを建国したのが間違いだ。トルーマンの判断は軽率だったと思わざるを得ない。

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      ■  2006年(平成18年)8月10日(木)

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 釜山から帰ってきました。

 クルーズは、昨年に続いて2回目。何回乗ってもいい。のんびり過ごす過ごし方が身についてきたかも。

 真帆片帆 (まほかたほ)。

 順風のとき、帆をいっぱいに張り、追い風で走り、横風の時、帆を一方に片寄らせて走る。

 

 〜涼しさや 淡路をめぐる 真帆片帆〜(正岡子規)

 

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      ■  2006年(平成18年)8月6日(日)

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 明日は立秋。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」

 8月は、空で夏と秋が行き交う季節。

 「そよりともせいで秋たつことかいの」(鬼貫)

 

 早朝6時からの消防訓練、グリーンロードレース、防犯隊錬成会、サッカー、など最高気温をマークした真夏の一日、暦上では、夏の最終日。

 暑中お見舞いは、明日から残暑お見舞いとなる。

 明日から、福井港発クルーズ。

 9日までお休みです。

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      ■  2006年(平成18年)8月5日(土)

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 半沢政二元三国町長の葬儀に参列。

 ヨガとか真向法とか現役時代、教わった。100まで生きるタイプだと思っていただけに、人の世のはかなさを感じる。

 81歳ということだが、わが母は枯れ木のような体で85歳、柳に雪折れなし・・というが。

 明日は夏の最終日。

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      ■  2006年(平成18年)8月4日(金)

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♪どうせ俺(おい)らはやくざな兄貴分かっちゃいるんだ妹よ…。『男はつらいよ』で寅(とら)さんを演じ続けた渥美清さんが六十八歳で亡くなって、今日でちょうど十年になる。

  「それを言っちゃ、おしまいよ」。と思うから言わないと、誰も言う人がいなくて困る。

 行政を監視するのが議会の最大の任務。

 

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      ■  2006年(平成18年)8月3日(木)

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     吉村昭が逝った。七十九歳だった。津村節子のおやっさん。

  羆(ヒグマ)が印象的だった。

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      ■  2006年(平成18年)8月2日(水)

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 8月葉月。葉月の語源は、葉が落ちる「葉落ち月」、雁が初めて来る月「初来月」、稲の茂る月「稲の茂る月」、どれも秋に関する言葉。

 今日みたいな暑さ厳しき中で、もうすぐ立秋とは・・暑さの夏に秋を思って涼んだのだろうか?

 

 「末枯れ」をどう読むのか、探していたら『木の五衰』が出てきて、末止まりは、「うらどまり」と読み、末枯れは、「すえがれ」と読んでいる。

 詩にルビをうつのに困ったが、やはりこれは「うらがれ」だろうと、ルビを振った。


●文豪・幸田露伴が「木の五衰」ということを伝えている。

●第一は、木が生長して繁茂してくると「懐の蒸れ(ふところのむれ)」
というものが始まる。枝葉が茂ったおかげで風通しが悪くなり、蒸れ
はじめる。そうすると、酸素の代謝が悪くなるとか、害虫が付きやす
くなるなどの問題が出始めるのだ。

●「懐の蒸れ」の結果、第二には木が伸びなくなる。これを「末止ま
り(うらどまり)」という。つまり、ここで成長が止まるのである。

●そうすると、第三には「裾上がり(すそあがり)」が始まる。本来
の成長過程にある木ならば、根は深く広く広がらなければならない。
だが、裾上がりとは、根が地表に出てしまい、早くから傷ついたり腐
ったりする。

●裾上がりした木は、やがて根っこからではなく木の上部から枯れ始
める。これを第四の「末枯れ(すえがれ)」という。

●最後の第五は、「虫食い」だ。末枯れまでいった木は害虫によって
完全に枯れていく。最初から害虫にやられたように思われがちだが、
その前に第一、第二、第三、第四の段階があるのだ。

●人間も企業も、真の実力を培うのは根っこに相当する部分だ。私た
ちの根っこは広く、太く、地表の奥深くに沈潜しているだろうか。
「末止まり」や「裾上がり」を起こしていないか。

●実力はある、だが世間ではまったくの無名という時代が必要だ。ま
ずは売名することが流行のように思えるが、順序は逆である。これは、
「今日の言葉」で紹介した牛尾治郎氏のことばとも相通ずる話ではな
いか。
ビジネスでは、一度も苦労せずに成功するということは滅多にない。
うまくいかない、予定が狂う、計算通りにすすまない・・・・。

●その時に問われるのは、あなたの志の強さや、ねばり強い精神力、
創意工夫して改善に努める向上心や技術力・知識力など、すべてが
あなたの根っこに関わることだ。「木の五衰」、肝に銘じておこう。

(参考:『孟子』 安岡正篤著 MOKU出版)