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■ 2006年(平成18年)3月24日(金)
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花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに
ながめが「眺め」と「長雨」をかけているという小野小町の百人一首。
あいさつまわりをしていると、ずいぶんと頭が薄くなっていたりして、眺めも変わっていた人もいた。
朝、すれちがった村の小学生が「おはようございます」と大声であいさつするので、「おはよう」と大声でかえした。
それだけで、力がみなぎる。春はつぼみが膨らむという意味での「張る」が語源のようだが、これにさんずいをつければ漲(みなぎ)る。
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■ 2006年(平成18年)3月22日(水)
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作曲家、宮川泰の訃報。
ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」「ウナセラディ東京」など有名だが「宇宙戦艦ヤマト」もそうだ。
沖縄特攻で沈んだ戦艦大和を250年後に引き揚げて、最新鋭の宇宙戦艦にするという設定にカチンときた人もいたようだが、未来も希望も目標もない危機意識だけの時代があの当時からはじまっていたのかも知れない。
なぜ、こんな戦争をはじめてしまったのか。歴史に学べないのが人間なのかもしれない。
「自己の欲望のこれ以上の拡大を止めよ、自己限定の決意をせよ」としか夏目漱石はいわなかったのだが・・。
明日もあいさつ回り。
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■ 2006年(平成18年)3月21日(火)
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春分の日。暑さ寒さも彼岸まで・・・というが、三寒四温でどんより肌寒い。
昨日は、坂井市が誕生、三国警察署も坂井西警察署と名称変更した改称式に出席したが、やたら寒くて警察音楽隊の音楽がやたら長く感じたが、本日、風邪気味なのはそのせいか?
16日に絶望したのに、世界野球は、王ジャパンが奇跡の優勝!。テレビでは、「野球はやっぱり面白い」と口をそろえるのだが・・・。
きょうは、JA花咲ふくい総代会、坂井市長、市議に立候補する予定者の事務所開きなどへ挨拶に。
県議会に出ていたら、まるで東京へ出稼ぎに行って帰ってきたら、ふるさとは合併し、選挙がはじまろうとしているという感じで、一人ピントがずれていると実感する。
副議長という紹介を受けるようになった。中には、先の県議会で第93代副議長に就任されましたと前置きいただくところもある。
副議長や議長になることを目的に議員になったわけではないが、圧倒的多数(37名中36名)の投票を得て選出をいただいたことは光栄であり、その分、痛切に責任を感じるポジションではある。
第15次議会の最終年度、選挙前の1年であるから、しゃきっとしないと県議会のイメージを悪くして皆に迷惑をかけることになるので、身を引き締めたい。
今日も新聞に写真とインタビュー記事がでていたようだ。
明日は議会事務局職員へ訓示するのだという。ガラではないが、ま、とにかく慣れるまで大変だが、頑張ろう。
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■ 2006年(平成18年)3月16日(木)
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野球は韓国に負けて、終わってしまったようだけど、なぜか、どうでもいいような感じ。
ワールドカップとは違う、というのは、サッカーをやってきた者の偏見か?
やっと明日で、議会が終了する。ずいぶん長く感じた。
見渡せば春、といいたいところだが、雪が降ったりして、梅のつぼみも縮こまっただろう。
昨年、4月5日に花見をした会場で、「来年も」と予約していたようで、確認の連絡があったが、大丈夫だろうか?
年々歳々花相似たり
歳々年々人同じからず・・・・嗚呼。
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■ 2006年(平成18年)3月15日(水)
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うちの中二の娘たち(ツインズ)が、福井県選抜でテニスの全国大会に出場することが、昨日、新聞に掲載されていたようで、「写真をもらって」と女房から頼まれた。
激励のお葉書なんぞも頂いているようで・・・。
スポーツ欄は、ほとんど読んでいないので、さっぱりわからなかった。
姉娘の時は、北信越大会で富山まで応援に行って、わずか数分で負けたのを見て、全国レベルでは、どっちみちそんなものだろうとは思っているのですが、そうは言ってもオヤジは郡大会、県大会優勝の経験はなく、全国大会も行った事がないのだから、脱帽せざるをえない。
大会は三重県で、上房は一緒に応援に行こう、というのだが、「わずか数分」のためにねぇ・・・。しかし、どっちみち最初で最後かもしれないので、行くか、「前向きに検討します」。
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■ 2006年(平成18年)3月14日(火)
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やっと、何年がかりかで「ノモンハンの夏」読了。
辻政信は、戦後、平然と国会議員になっていた・・・「およそ現実の人の世には存在することはないとずっと考えていた「絶対悪」が、背広姿でふわふわとソファに座っているのを眼前に見るの思いを抱いたものであった」。
日本人離れした「悪」が思うように支配した事実をきちんと書き残しておかねばならないと半藤一利は思ったようだ。
およそ何のために戦ったのかわからないノモンハン事件、悪の巨人たちの政治的都合によって拡大し、敵味方にわかれ多くの人々が死に、あっさりと収束した。
その敗戦の責任者である服部・辻のコンビが、対米開戦推進し、戦争を指導したのをみると、人はなにも過去から学ばないことを思い知らされる。
こうした陸軍幕僚の過ちみたいなものを、日常的には血を見ないだけで、あらゆる場面で、考えてしまうことがある。
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■ 2006年(平成18年)3月13日(月)
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今年度、最後の「環境エネルギー特別委員会」の最中に雪がいっぱい降っていた。
昨日は、いっぱい行事案内があったのに、全部忘れてしまってた。
閉町で、緊張感が切れたのか?
どうでもよくなってきたのか?
堀口大学を読む。
冬の祝婚歌
よりそって
こぼれ松葉は
雪の上
シーツの雪に
ひとふたり
「こぼれ松葉」か
抱きあって
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■ 2006年(平成18年)3月12日(日)
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気が重かった確定申告をやっと終えて、一息。
明日は環境エネルギー特別委員会。少し整理しておこう。
幸せは、ささやかなるをもって極上
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■ 2006年(平成18年)3月11日(土)
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荒磯
高見順
ほの暗い暁の
目ざめはおれに
おれの誕生を思わせる
祝福されない誕生を
喜ばれない
迎えられない
私生子の
ひっそりとした誕生
死ぬときも
ひとしくひっそりと
此の世を去ろう
妻ひとりに静かにみとられて
だがしーんとしたそのとき
海が岸に身を打ちつけて
くだける波で
おれの死を悲しんでくれるだろう
おれは荒磯の生れなのだ
おれが生れた冬の朝
黒い日本海ははげしく荒れてゐたのだ
怒涛に雪が横なぐりに吹きつけてゐたのだ
おれが死ぬときもきっと
どどんどどんととどろく波音が
おれの誕生のときと同じやうに
おれの枕もとを訪れてくれるのだ
三国町の閉町式。
閉町というのに天気は入学式か遠足のように晴れ渡り、海は「ひねもすのたりのたりかな」。
それが、逆にわびしさをつのらせて・・。
あっけなく旗は降ろされ、いとも簡単にたたまれ、棺に入った。
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■ 2006年(平成18年)3月10日(金)
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下手な挨拶より、茨木のり子が亡くなったので、詩を読もうとポケットに持っていって、ステージで本を開いたら、老眼でさっぱり見えず、弁慶の勧進帳になってしまった。
うる覚えの詩で言葉がいくつかとんでしまった気がする。
まいった。
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■ 2006年(平成18年)3月8日(水)
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高見順と永井荷風(1879〜1959)とは従兄弟の関係。
「永井荷風の昭和」(半藤一利)が届いた。
「おれは荒磯の生まれなのだ」
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■ 2006年(平成18年)3月7日(火)
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其(そ)文字の
湯文字
文字 文字せずに
ゆるめてたもれ
おは文字ながら
疾(と)く寄せませな
堀口大学
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■ 2006年(平成18年)3月6日(月)
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啓蟄や指反りかへる憤怒仏
加藤 楸邨
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■ 2006年(平成18年)3月5日(日)
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女房が雛人形を片付けている。桃の節句もすんだ。
娘たちが嫁に行くのが遅れるのを心配してか?
最近は法事も食事は料理屋へ行くようで、昔の高お膳など女衆がやってくれない。
「昔の女はえらかった」料理屋のバスにすれ違ったときの言葉。今年は、親父の33回忌。
一般質問も終わって、一段落。ビデオが見たいというのだが、誰も取っていないので困った。「インターネットで」というと、臨場感がないといわれてしまった。
そういえば、同級生がメールで、「笑いすぎ」と送ってきた。議場内が笑っていたようだ。
テレビの顔は特に太ってたようで、それじゃ、久々に水泳でも、と思ったけれど、本を読んでいたら、タイミングを失った。
今晩は、福井市長選挙結果が出る。遅くなるんだろうな。
堀口大学(人間の歌・隕石)
人間よ
知らうとするな、自分が、
幸か不幸だか、
問題は今そこにはない。
在、不在、
これが焦眉の間題だ、
灼きつくやうな緊念事。
生きて在る、死なずに在る、
感謝し給ヘ、今日も一日、
調和ある宇宙の一點、
生きものとして在つたこと。
神にでもよい、自然にでもよい、
君の信じ得るそのものに。
知らうとするな、
知るにはまだ時が早い、
人聞よ、
墜落途上の隕石よ。
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■ 2006年(平成18年)3月1日(水)
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3月弥生、夢見月。
明日は一般質問。
「ほっとらいん」も誤字は多かったがOK。あ〜休みたい。
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