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      2011年(平成23年)11月3日(木)

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 文化の日は、いつも天気が良いように思う。

 文化包丁とか文化住宅など昔は頭に文化がやたらついた。

 テレビは、朝から、電力会社が発表したのを受けて、そのまま「冬の節電」を流している。

 余計なこといわずに、「くだらないテレビをやめます」といえばいいのに。

 私が子どものころは、夕方、5時45分から「テストパターン」からはじまり、11PMが最終番組だった。

 「テレビは夕方からしかやりません」、「テレビ放映をやめて節電します」といえば良いのに。

 電力会社も言えばいいのに、「電気ストーブをやめて石油ストーブにしましょう」、「オール電化はやめて、ガスにしましょう」。

 「暖房や給湯など熱エネルギーを電気から取るのはやめましょう」。

「発電量の2倍の排熱を出す原発をやめて、4分の1の建設費で熱効率60%のコンバインドサイクル発電、コジェネで排熱ゼロにします」。

 「電力をつくれませんので、送電線を開放しますから、どうぞ電力売ってください」と。

  いつまで、子供だましのようなことばかりやっているのだろう。くだらない。

  チェルノブイリ原発事故後、急速にソ連が崩壊に向かっていったが、日本もこのままメルトダウン、中枢から溶融していくような不安を覚える。

  

 「マッチ擦るつかのま海に霧深し身捨つるほどの国はありや」

  「物言えば唇寒し秋の風」 

  

  女房とイタメシを食う。 

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      2011年(平成23年)11月1日(火)

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  ・真の文明は山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」(田中正造)

    ・ もし仮に母なる大地の子である人間が母を殺すなら、それ以後生きることはないであろう。(トインピー)

 エジソンが白熱電燈の実用化に成功したのが1879年、わずか、132年前のことだ。
 それ以前のご先祖様は、電気なしで暮らしていた。
 高が電気のために、核爆発までさせて、地を奪い、命を奪い、未来を奪う。人は一体全体何がしたいのか。何のために生きるのか。 
 こんなバカな子孫を残すために、食うものも食わず、ご先祖様は散華され、「貧乏に追いつかれし秋の風」を感じていたろうに。

 それでも、子孫のために木を植えたのだ。

 今のために自分のために未来を奪うなど、日本民族として恥を知れ。

 

 「心残りはあるかもしれないが、今日の晴れ渡った秋空のように逝ってくれ。それが親族の願いだ」という喪主のあいさつに思わず拍手しそうになった。

  念を残さず、安らかにという思い、それを願うこと、美しい。

  63歳では若いといえるが、老少不定の境なくは、教えのとおり。

  息子も一人前だよ。安らかに、穏やかに。

 

  「此の生味わい有るは三余に在り」(蘇東坡)

   三余とは、日の余り=夜、天候の余り=雨、歳の余り=冬

   気がつけば冬隣。

  

   本日、誕生日を迎えた禁酒を頑張っている友に応援歌を。

   「限りある命のひまや秋の暮れ」(蕪村)

   「秋風にたなびく雲の絶え間よりもれいずる月の影のさやけさ」

           酒なくて何が人生・・・(失礼)

 

 

  8月のゆえなくかなしサルスベリ