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■ 2010年(平成22年)4月29日(木)
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もんじゅの運転再開に知事がゴーサインを出すという状況下で、もんじゅの故障が起きて、一昨日は大変な日となったが、昨日、日本原子力研究開発機構の理事長が改めて、その釈明においでになった。
警報機が鳴るまで気付かないという点や議会に対して報告がなかった(会派の会議でも抗議があった)ことなど信頼関係を損なうことなきよう、今後のしっかりとした対応を強く求めた。
その後、川端文部科学大臣と面談し、改めて、国の重要プロジェクトということで、再開に応じるものであり、安全管理、地域振興など県と議会が求めてきたことなどについて、国および大臣の責任ある対応を強く求めた。
さて、本日より連休。初日の今日は、参議院比例区立候補予定者の一瀬明宏先生の事務所開きが盛大に開催された。
その熱意と決意に敬服する。
明日からプールも休みというので1000m泳いで疲れた。新聞を書き上げよう。
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■ 2010年(平成22年)4月22日(木)
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「春を留むるに関城(かんせい)の固めを用いず、花は落ちて風に随い鳥は雲に入る 」
過ぎ去ろうとする春を関所や城門で押し留めようとしても虚しい。花は散って風に運ばれ、鳥は雲の中に消えてしまう。
「鳥雲に入る」という季語の起こりはこの詩句にある。広大無辺の雲の彼方へ光の点となって鳥の群れが消えてゆく雄大な景色
「生命発死行の汽車に乗って、私たちは毎日人生という名の旅をしている」(岸田理生)
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■ 2010年(平成22年)4月21日(水)
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みよし野の高嶺のさくら散りにけり
嵐もしろき春の明ぼの
東京の桜は雪まじりだったが、桜の季節も終わりそうだ。
女房と一緒に桜が見れることの歓びを幸福としよう。
散る桜残る桜も散る桜。
昨日は雄島祭り。春の酔っ払いになっていた。
本日は、テクノポート福井企業連絡会総会
「松の廊下事件」は、今の暦で4月21日という。
気がつけば穀雨(こくう)。穀雨とは百穀を潤す春雨。
「春雨降りて百穀を生化すれば也」。
「ゆさゆさと春が行くぞよ野辺の草」(一茶)
梅から桜までは、いろんな花が咲くたびに「春が来た」となり、その後の八重桜、ハナミヅキ、フジ、ツツジは「春が行く」という感じが強まるようだ。
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■ 2010年(平成22年)4月12日(月)
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白木蓮の散るべき風にさからへる
(中村汀女)
「今にも散りそうな、はくれん。それでいて風に逆らってなかなか散らない。
さらさら散ってゆく桜とはまた違って春たけなわの贅沢な眺め。」
贅沢(ぜいたく)な眺めだというので、ぼんやりみていたら、あっという間に時間が過ぎる。
花冷え、もみじの若葉に春雨が降る風情がいい。
選挙カーが通る。
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■ 2010年(平成22年)4月11日(日)
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桃は紅にして復た宿雨を含み、柳は緑にして更に春煙を帯ぶ
花落ちて家僮未だ掃らわず、鶯鳴いて山客猶お眠る
昨夜はおそらく雨が降ったのであろう。そのせいか、桃の花は雨の雫を含んで桃の花は紅にさき、夕べからの雨を含んでいっそう色あざやか
柳の芽は緑に萌え、春のかすみをまとっている。
<花が庭先に散り落ちていても、召使いの少年は掃除をせず
ウグイスが鳴くのに山荘の客人はまだ眠っている
坂井市長選は無投票当選。市議会選挙は1名オーバー。
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■ 2010年(平成22年)4月8日(木)
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原発立地関係議会会議で東京。自民党本部。
特措法の延長と拡充を自民党執行部に申し上げた。
夜は同期で桜を見た。まさに同期の桜。
入学式の挨拶も終えた。
少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
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■ 2010年(平成22年)4月6日( 火)
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春の朝
時は春、
日は朝、
朝は7時、
片岡に露みちて、
揚雲雀なのりいで
蝸牛枝に這ひ
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。
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■ 2010年(平成22年)4月5日(月)
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うすべにに 葉はいちはやく 萌えいでて さかむとすなり 山桜花(若山牧水)
江(かわ)は碧(みどり)にして鳥いよいよ白く、山は青くして花燃えんと欲す
二十四気の清明。花曇。
福井県緑化推進委員長は議長のあて職だが、「齊藤新緑」としては、これこそ本職のようで、本日は春季緑化運動の幕開けとなる「緑の募金キャンペーン」。
緑の少年団、ボーイスカウト、ガールスカウトと一緒にデモ行進して、街頭での募金活動を展開。
桜の下で、緑化運動で行進していて、かつては、春といえば春闘で、総評主催の春闘総決起集会などがあり、労働組合(青年部)の動員で原宿から代々木までジグザグデモをやっていた時代のことをふと思い出す。
ストライキも最近の時代を反映して、とんと聞くこともなくなった。
何と平和なことだろう。
「春は眠くなる。猫は鼠(ネズミ)を捕る事を忘れ、人間は借金のあることを忘れる」(草枕・夏目漱石)
ジグザグデモも知らずに青春をおくる若者は果たして幸福なのか
わが春困(春に精神が倦怠すること)を買え!
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■ 2010年(平成22年)4月3日( 土)
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夢中落花
春風の花を散らすと見る夢は
覚めても胸のさわぐなりけり(西行)
満開の桜が人を魅するのは、平然と花びらを散らしてやまないその豪勢さにあるという。
花が散ってしまうのが惜しくて胸がさわぐのではなく、花が散る情景そのものがあまりに美しいために、夢の中での胸騒ぎが、目覚めた後でもなお続いているという。
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■ 2010年(平成22年)4月2日( 金)
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桜咲く。
警察学校の入校式。
花冷えというべき寒さかな。
清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人 みなうつくしき。
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■ 2010年(平成22年)4月1日( 木)
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本日から新年度。
私も議長として議会事務局の辞令交付式の臨んだ。
昔は綿入れの着物の綿を抜いたので4月1日は四月朔日(わたぬき)といわれたようだ。
暖められた春の大地に、寒気団が来ると対流が起こり、春時雨も降るようだ。
桜の花の盛りは7日ぐらいで、春の低気圧の平均通過頻度は3〜4日に一度というから、花に嵐は必然。
たまった商品券を持って家を出ようとしたら、女房が私のブラウスも買ってというので、わけもわからず、女性物売り場で白のブラウスを買った。
ワイシャツぐらいの値段かと思ったら、意外と高いと思ったのだが、どうも森英恵のデザインらしく、それでも、喜びも中くらいの顔をしているので何か不満なのかと思っているところへ娘が来て、もっと胸のフリルが大きいのがいいとかいっていたので、そういうことかと思った。
花月夜 今宵会う人 みなうつくし(与謝野晶子)
入学や ならぶ顔 みなうつくし (野坂昭如)
万愚節に恋うちあけしあはれさよ 安住 敦
冬
高村光太郎
新年が冬来るのはいい。
時間の切りかえは 縦に空間を裂き
切面は硬金属のように ぴかぴか冷たい。
精神にたまる襤褸(らんる)を もう一度かき集め、
一切をアルカリ性の昨日に投げこむ。
わたしは又 無一物の目あたらしさと
すべての初一歩の放つ芳ばしさとに囲まれ、
雪と霰と氷と霜と、
かかる極寒の一族に滅菌され、
ねがわくは新しい世代というに値する
清潔な風を天から吸おう。
最も低きに居て 高きを見よう。
最も貧しきに居て 足らざるなきを得よう。
ああ しんしんと寒い空に新年は来るという。