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      2012年(平成24年)6月18日(月)

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 涼しさをわが宿にしてねまるなり (芭蕉)

 

 「ねまる」は、福井県の方言かと思えば、「おくのほそ道」途上の山形県での掲出句。

  家や部屋でなく、涼しい空気そのものを自分の家のように感じ、「ねまる」という方言に即座に発想したようだ。

 

  我が人生を生きようとぞ思う。

 

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      2012年(平成24年)6月17日(日)

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 『花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける』(紀貫之)

 

   昨日は、我が家のツインズの21歳の誕生日ということで、東京駅のデパチカで、おいしそうなフルーツケーキを買ってきたのだが、誰もいなかった。

  本日は、父の日で、三人娘がプレゼントを持ってきてくれた。

  ちなみに、末娘が「甚平」、次女が「香酒盃」、長女が「ワイン」。

  (「香酒盃」というのは、聞きなれないが、香りを集めるような湯呑みで、ワイングラスのような役目を果たすもの)

   父の日プレゼントは、うれしいが、だんだんと、父の役目も済んだような気がする。

  

   ペルーの駐日大使が交代したので、表敬訪問し、上野でインカ展を見てきた。

  まだ、来日して、東京から出たことがないようだが、福井県に一番先に行くので、よろしくとのことだった。

  ぺルー友好協会は、まだ設立1年余だが、清川会長はじめ行動派が多くてお元気で、こっちがフラフラになる。

  新しい大使も喜んでくれて、ビスコ酒までふるまってくれた。

    大飯原発再稼動は、シナリオ通りに進んだようだ。

   東京で、肩身の狭い思いをした。

   「原発の福井県」が、世界に知れ渡って、本日もドイツ人に友人を持つ人から、「日本には行きたくない」と言っているという話を聞いた。

   国内でも知らない人はいないほど福井県は有名になって、海水浴の予約客は、さっぱりだと聞く。

   これが、さらに観光や農産物や魚介類の販売に影響を及ぼさなければ良いが、心配である。

 

   オーソレミ〜オ  

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      2012年(平成24年)6月12日(火)

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一週間ぶりで、家でメシを食べた。

 末娘がテニスのラケットを持って出て行くので、何かと思ったら、国体に出場するのだという。

 社会人になって、国体へ出るというのも、「運」を持っているのかもしれない、というのは、我が家のツインズは、インターハイに出場して、そのまま国体選手に選出されたのだが、本来優勝チームの監督が国体選抜チームの監督になるはずなのに、そうでなかったため、先生に悪いと思ったのか、抗議の意思表示をして、出場を辞退したのである。この辺は、誰の血筋か、これで国体選手という名はなくなったと思ったりしたのだ。

 

 本日は、県の安全専門委員会の答申の説明を県より受けた。が、福島原発事故調査結果は出ておらず、原子力安全委員会はストレステスト一次評価でだけでは安全といえず、過酷事故が起きた場合の二次評価が必要としており、保安院の安全対策30項目のうち15項目しか実施されておらず、IAEAの世界安全基準ですら、過酷事故が起きた場合の避難や放射の拡散防止をうたっている。で、津波と外部の非常用電源は確保されていると安全宣言し、国にテロ対策など要望をしている。が、これが再稼動を判断するものではなく、技術的な範囲のものだという。

 事故は必ず起きるのであり、そのときどう対応できるのか、それが、安全神話に基づかない判断のはずだ。どこがどう安全なのか、領域を絞っで安全などといわれても、屁のツッパリにもならない。

 「14日10時から全員協議会を開催します」と朝一番に議会事務局から電話が入る。議論もせずに、誰が決めたのか、と思わず怒鳴ってしまった。

 6月20日から議会が始まるというのに、なぜ議会論議をしないのかと。

 原発再稼動は、知事の専決事項で、議会の議決が必要ではないとはいうものの、これだけ、知事の要求に基づいて首相が応え、新聞で再稼動が決まったと既成事実のように報道され、 スケジュール化されれば、議会は単なる 消化試合のようなもので、なくてもいいようなものだ。

 結局のところ、福島原発事故から何も学んでおらず、安全神話に基づく、再稼動に他ならない。

 「被害地元」の論理性が、夏場の電力不足、電力会社の経営などという全く関係ない論理に変わって、安全性の問題が、動かすかどうかの問題にすり変わってしまった。

  昼飯にソバ食べるかカレーライス食べるかを選択するのではないのだ。何を急ぐのか。夏場のピークエネルギーなど一体どれだけの問題だというのだ。

  処理不可能な放射性廃棄物が作り続けられる。再処理問題、コスト高、エネルギー政策、何も整理されていない。

  福島原発事故の教訓から、津波対策と非常用電源確保しか学べないのか。

  現段階で原発再稼動を決意する首長の責任は重く、未来に続くものだ。

  あたしには、とても出来ない。責任が取れない。

  日本の国土と日本民族の種を守らずして、何のための政治か。

  豊かさ便利さを求めた社会は、自殺者14年連続3万人超。

  滅びの文明をひた走る。

     

 

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      2012年(平成24年)6月8日(金)

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  前門の虎 後門の狼

 

 「太平洋側の魚介類は全然ダメだって。ワカメなどひどいみたいよ。

 国産が良いのか、中国野菜など外国産が良いのか、最近は考えてしまう。

 いずれにしろ、虎か狼かを選ぶようなものね」

 

  加賀訛りの女の人と同士の会話が聞こえてきた。

  

  福島4号機のプールも危険な状態にあって、万一の場合、首都圏も大変なことになるという。

  安全な食料を確保することが困難な時代になってきた。

 

  ワカメ干しをビニールハウスでやるとどうなるのか、おっさんたちの涙ぐましい努力もいずれ開花し、雄島漁協のワカメが貴重品種になるかもしれない。もちろん、原発事故が なければの話だが。

 ヤギのミルクがおいしく飲めるにはどう加工できるのか、

 愚かといえば、あまりに、愚かな政治を見るに忍びない。

 野田首相が「私の責任で」大飯原発を再稼動することを決めたようだ。

 

 (ワカメとヤギ)

 

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      2012年(平成24年)6月1日(金)

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 金沢の知的障碍者である松本信及介(まつもとしんのすけ)君は、人を見て一瞬でその人のイメージを動物にあらわす。

 私は水牛だった。

 優しい目、安定感。やっぱり見る人が見れば、心根の優しさがわかるのだろう。

 ちなみに、一緒にいた大工さんは、「サイ」だった。

 紹介してくれた人は「トナカイ」だったようだ。

 

 

 山のふもとを見ても援軍来たらぬ時は、勇者一人立つとき最も強し!

 

  カネの出どこがないならば、自分で調査に乗り出さねばならない。

  これこそ真の政務調査。