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■ 2012年(平成24年)5月25日(金)
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「アヒル飼いになる」
女房が、「ガハハ」と笑いながら、「あなた何考えてんの?」と振り返る。
書籍を注文すると、事務所に届くのだが、最近は、原発や金融・経済の本ばかり大量に届いていたのだが、今回は箱を開けたら、「アヒル飼いになる」「ヤギ飼いになる」「馬飼いになる」たぐいの本ばかり。
そういえば、我が母は、昔、人に言っていた。「あいつは、シャバ夢見て生きているような人間なので、相手してる方がバカになる」。
本人は、大真面目に明日をイメージしているのだが。
「原子力村」や「グローバリズム社会」の住民がいかに狂っているのか、住んでいる人にはわからない。
オウム真理教の「サティアンの中の正しさ」と同様のことだ。
「カネこそすべて」の価値を押し付けているのが、グローバルスタンダード。
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■ 2012年(平成24年)5月14日(月)
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読売新聞 5月13日(日)20時14分配信
東京湾の海底土に含まれる放射性セシウムが、昨年8月から約7か月間で1・5〜13倍に増えたことが、近畿大の調査で分かった。
東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出されたセシウムが、河川から東京湾に流れ込んだとみている。
同大の山崎秀夫教授(環境解析学)は今年4月2日、荒川の河口付近など東京湾内の3か所で海底土を採取し、分析した。深さ1メートルまでの土に含まれるセシウムの量は1平方メートルあたり7305〜2万7213ベクレルで、昨年8月20日の調査結果(同578〜1万8242ベクレル)を3か所とも上回った。
海底面から深さ6センチまでのセシウム濃度は1キロ・グラムあたり321〜397ベクレルで、やはり8月20日の調査結果(同75〜320ベクレル)を上回った。河川の泥にたまったセシウムが少しずつ東京湾に流れ込んでいるためとみられる。
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■ 2012年(平成24年)5月11日(金)
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一昨日の「保安院、エネ庁、関電」を呼んでの全員協議会がテレビのニュースで流れたようで、「出てましたよ」というので、風景が流れていたのだと思っていたら、「怒ってましてね」というので、そんな顔が映ったのかと思ったら、発言模様が肉声も入って流れたというので、驚いた。
あわてて、議会事務局より写真を送ってもらったのだが、「怒っていた」って失礼な、いい男じゃないか。
発言した内容(言いたかったことの本旨)について、正確に伝える必要性を感じ、いかに整理してみます。
@枝野経産省大臣は、4月2日の国会で、自ら「現時点での再稼動には私は反対だ」と言っていた人で、わずか10日あまりで、4月14日に再稼動要請に来た。そんなものを誰が信じるのか。(チーム仙石が無理やりやったように見える。)
A再稼動要請として持ったきた重箱の中身は、昨年3月福島原発事故後、すぐに保安院が飛んできて、「事故は津波と緊急非常用電源機能不全が原因」で、「地震と高経年化(老朽化)は、関係ない」、「だから福井の原発は動かしても問題ない」というものからスタートした延長線上にあるものだ。 「安全基準」は「暫定的なもの」であり、安全に暫定などない。
B現場が修羅場の状況にあって、事故原因を調査する余裕すらないのに、原因を決め付けて持ってきた保安院は、指摘されてきた全電源喪失リスクを無視し、事故を引き起こした張本人であり、本来、真っ先に、福島事故の作業員となって突入すべきである。もしくは刑務所に入るべきだと私は思ったが、解体される予定の保安院に何を言ってもムダだと思い発言しなかった。「全電源喪失リスクへの対応は、20年前の話で、リスク管理の基本中の基本である。日本へも警鐘を鳴らしてきた」とスイス関係者が発言している。
C安全規制の任務を果たさなかった無機能な保安院が、現在も存続して、それが「安全基準」を策定するなどもってのほか。「100%の安全はない。常に新しいリスクを考え、改善を続けている」というスイスの姿勢とは大違いである。
D関電の純資産1兆5千億余のうち、原発関連資産が9千億円、昨年2千億余の赤字で、今年このままだと7千億円余の赤字で債務超過になる。再稼動を急ぐ理由はそれか?
E資源エネルギー庁は夏の電力供給体制にあれもこれもやったというが、そもそも他電力会社の融通を阻害しているのは、東西の50ヘルツと60ヘルツの周波数の違い(大昔のドイツとアメリカの違い)を地域独占にあぐらをかいて放置させてきた。
電力会社の赤字をいうが、なぜ、総括原価方式で、赤字が出るのか?(燃料費が上がっても、電気料金に跳ね返る)
F「安全神話」をつくって来たあなたたちが、またも「安全神話」に基づいて、再稼動をやろうとしている。明日原発事故が起きたらどうなるのか、福島事故の事故ケースのみならず、テロ対策もあらゆることを想定し、最悪の事故が起きた場合の避難対策ができるまで、安全は確保できない。
尖閣諸島購入で、東京都が設置した寄付口座に約4億7000万円が寄せられたことについて、石原慎太郎知事「国が何もしないから、自分たちの手で国を守りたいという意識の表れだ。日本人も捨てたものじゃない。うれしさで胸がいっぱいだ」と謝意を示したという。
原発事故が起きれば、日本の本土に人が住めなくなる。日本民族の危機となる。
福島原発事故から学んだものである。
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■ 2012年(平成24年)5月1日(火)
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春耕すわが影に鍬深く打つ
菜の花をみると、遠い昔の子どもの頃を思い出す。
学校から帰ると、替えズボンの上に10円玉が置いてあって、その下に母親からのメモがあった。
「学校道の菜種畑の間を打っておけ。鍬は前の小屋にある」。
小学校の子どもが、言うとおり、鍬を担いで、菜種畑一反を打って、家に帰って、風呂を炊くなど、今考えると涙が出そうな話である。
江戸時代ではない。私の子どもの時の話だ。
子が親の手伝いをした時代から、親がいくつになっても子どもの世話をする時代になった。
若い人と話していると、宇宙人だというのもよくわかる。
人間としての「情」が感じられないのである。
パソコンは、いうとおり動いてくれて、めんどうもない。人間はウザなのだ。
何でもあるが、希望がない、夢がない。
金儲けばかり追いかけていると、こんな世の中になる。
「次の人」のことを思うが、こんな次の人なら、自分たちのあと何年かが楽しくなるように考えたほうが、より具体的だと思った。
「学校秀才」ばかりで、イヤになる。
机の上の5000円札の樋口一葉が、私を見ている。
たけくらべ。
5月1日といえば、メーデーだったが、最近の労働者は関係なくなったようだ。
もちろん、メーデーだから、会社が休みだった私の若い頃の社会ではない。