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■ 2015年(平成27年)1月1日(木)
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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
「武士道と云ふは、死ぬ事と見付けたり」(山本常朝、葉隠)
「生か死かの選択を迫られたとき、一刻も早く死を選ぶだけである。別に、とりわけて理由があるわけではない。決断して前進するだけである。
……生か死かという二者択一の場に立って、その場にふさわしい決断に思いをめぐらすことなど不必要なことである。……毎朝毎夕、いくたびも死を覚悟し、常住坐臥つねに死の
覚悟ができているならば、武道における自由自在な境地が体得され、一生の間なんの落ち度もなく、武士としての職分を果たすことができる」
なかなか奥の深い境地です。常に死を覚悟し、生か死かの場面では死に向かって直進するのが武士であり、その覚悟さえできていれば、自由自在の境地が得られ、武士としての一生を全うできるということです。
鶴田浩二、高倉健の任侠、年末時代劇スペシャル「忠臣蔵」、片岡知恵蔵、長谷川一夫などが演ずる大石内蔵助を見ていたからか、年越しソバの最中、紅白歌合戦 がはじまったら、何だか得体の知れない猿が踊っているように見えた。
失われたものの大きさをしみじみ感じた。爺になってつくづく思う。