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      2021年(令和3年)4月23日(金)

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      2015年(平成27年)7月8日(水)

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 夕暮れを、一日がそこに死んでゆくのだと思って眺め、朝を、すべてがそこに生まれるのだと思って眺めたまえ。

 君の視覚が一瞬ごとに新しくあるように。賢者とは、すべてに驚嘆する人のことだ。

                          −ジイド「地の糧」―

  われは花

 嫩草(わかくさ)の穂にまさり よしや野の霜かたく

 百鳥(ももどり)の眉を越え 世の風はしげくとも

 われは花 われは花

 春 萠(きざ)す日に聡(さと)し 燃えいずる陽に靱(つよ)し

 

  寒い晩だな

 寒い晩です

 妻の慰めとは、こんなものであります。

            齊藤 緑雨

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      2015年(平成27年)7月7日(火)

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 小暑 初侯 温風至る

   夏の風が、熱気を運んでくるころ。梅雨明けごろに吹く風を、白南風と呼ぶようだ。

  別るるや夢一筋の天の川 夏目漱石

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      2015年(平成27年)7月3日(金)

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 あぢさゐの青の深きに梅雨注ぎ昨夜(よべ)より寒き昼間と思ふ(宮柊ニ)

 紫陽花やきのふの誠けふの嘘(子規)

 迷うあじさい七色変わる、色が定まりゃ花が散る

 

  梅雨寒(つゆざむ)がある。アジサイの花の色の変化は人の心の変わりやすさに例えられる。

  それでも、紫陽花をあじさいと読む人はまだ良い。不遜な奴は「紫陽花?」などと女を誘う。

 

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      2015年(平成27年)7月2日(木)

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2224節季72候。

旧暦でこまやかな季節の移ろいを感じる。

ときは、夏至末候、半夏生(はんげしょう)ず。

半夏(からすびしゃく)が生えはじめるころ。 

夏至から数えて11日目が半夏生(田植えを済ませた農家が休息を取る日)。この日に降る雨を半夏雨(はんげあめ)。田の神様が昇っていく。

この日の天気で一年の豊作を占う習慣もあったとか。

 香川では田植えや麦刈りを手伝ってくれた人に「うどん」をふるまった。7月2日はうどんの日。

 7月に入った。京都の夏の風物詩、祇園祭は八坂神社の祭礼で7月1から1ヶ月もある長い祭り。古代イスラエル、秦一族の歴史を眺めてくるか。

光陰矢の如し。日々是好日を噛みしめるために、脳細胞の活性化のためには少しでも何かどうでもよいことを書きとどめていく。

 

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      2015年(平成27年)6月27日(日)

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 しっとりは風情、じっとりは不快。

 降る音や耳も酸うなる梅の雨 (芭蕉)

 青梅に眉あつめたる美人かな (蕪村)

 一幅の絵を見るように酸っぱさへの想像から涼やかさがわき上ってくる。雨のじっとりが一瞬なぎ払われる。梅の効用である。

 

 下の娘たちの誕生日が616日で24歳。二人で誕生会をするので来ないかと誘われて、伊勢神宮で買ってきた安産のお守りをお土産に、親子水入らずで温泉に。

 梅の雨、日本政治の劣化、凋落を象徴する出来事ばかりなり。

 

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      2015年(平成27年)1月1日(木)

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  あけましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いします。

 

 「武士道と云ふは、死ぬ事と見付けたり」(山本常朝、葉隠)

  

 
 「生か死かの選択を迫られたとき、一刻も早く死を選ぶだけである。別に、とりわけて理由があるわけではない。決断して前進するだけである。
……生か死かという二者択一の場に立って、その場にふさわしい決断に思いをめぐらすことなど不必要なことである。……毎朝毎夕、いくたびも死を覚悟し、常住坐臥つねに死の
覚悟ができているならば、武道における自由自在な境地が体得され、一生の間なんの落ち度もなく、武士としての職分を果たすことができる」
 なかなか奥の深い境地です。常に死を覚悟し、生か死かの場面では死に向かって直進するのが武士であり、その覚悟さえできていれば、自由自在の境地が得られ、武士としての一生を全うできるということです。

 

  鶴田浩二、高倉健の任侠、年末時代劇スペシャル「忠臣蔵」、片岡知恵蔵、長谷川一夫などが演ずる大石内蔵助を見ていたからか、年越しソバの最中、紅白歌合戦 がはじまったら、何だか得体の知れない猿が踊っているように見えた。

 失われたものの大きさをしみじみ感じた。爺になってつくづく思う。

 

 

 

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      2014年(平成26年)6月13日(金)

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 早朝、池の周りにある柿の木に、ゴミ(買い物袋)が飛んできたのかと近づいて見ると、泡のような綿のような奇妙なものがあった。

 ひょっとしたら、これは、ポトンと落ちると池の中で、オタマジャクシになって、カエルになるのか?

  そういえば、最近、よくカエルが鳴いていた。産卵期だったのか。

 あと何年で還暦にもなろうというものが、知らないことばかり。

   「モリアオガエル」 日本固有種の天然記念物です。
 

    モリアオガエル 産卵のため、木に登るオス、メスのペア
 そして、泡のように産卵し、11日後ぐらいに孵化してオタマジャクシが池に落ちていくようです。
 モリアオガエル、天然記念物ともいわれているカエルが我が家のにわかづくりの人口池にようこそ。
 産卵場所に選んでくれてありがとう。おかげで、生まれて初めて見ました。
 観察日記つけます。

 

 

  映るとは月は思わず、映すとは池は思わず、猿沢の池

 

   6月議会が始まる。何が焦点かと問われるが、もはや議会ごと、省庁別のテーマだけのパーツで語れる時代ではなく、より総合的長期的な視点となる。なにせ、グローバリズムで、国の存在感は薄れ、人がいなくなるのですから。

 

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      2014年(平成26年)6月4日(水)

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●本日の格言
「生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実することだ。過
去にこだわったり、未来でごまかすなんて根性では、現在を本当に生きることはでき
ない」岡本太郎
 

   古典を読んで人生の自由を知る。

 古典を読もう。

 「運と諦め 呑気に暮せ

   雨よ 降れ降れ 雨の日は」(リア王)